起立性低血圧とは、体位変換時に、めまいやふらつきが生じ、時には、失神し てしまう、低血圧が引き起こす症状です。 立っている状態でいると、全身の循環血液の内、500ml〜800mlは、 腹部や下肢に移行しています。すると、心臓に戻る静脈還流量が減少します。 そのため、心臓から送り出す血液量は減ってしまいます。そして、大動脈や頸 動脈胴にある血圧をコントロールする器官の刺激も低下します。正常な場合は 、これが、引き金になり、交感神経を中心とする調節反射が働き、心拍数の増 加や、心臓の収縮能、末梢血管の抵抗が高められます。
そして、立っている状態でも、血圧が維持されます。しかし、このような血圧 コントロールの過程で、何らかの原因で、調節反応がうまく働くことが出来ず、 血圧が立った時に、下がったままで、寝ている状態に戻らないと、起立性低血 圧になります。若年層の起立性低血圧は、年齢を重ねると、症状は治まってく ると言われています。
しかし、高齢になってくると、起立性低血圧の人は、多いと言われてい
ます。原因としては、加齢も考えられますし、何らかの病気が原因とも考えら
れます。起立性低血圧の原因となる疾患は、以下の通り、一次性、二次性、薬
剤に分けることができます。
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